Q.神はいると思う?
■ '19J1 第18節
清水エスパルス 2vs1 ヴィッセル神戸(アイスタ)
【スタメン】
よーすけ → 翔太 (82分)
エウソン → ゆーご(90+2分)
※個人的MVP
ドウグラス
【個人的総評】
・ 今日の試合は神が3人いた
・ だが最後は一人の†神†が残った
・ 神様仏様ドウグラス様
・ いやでもイニエスタもビジャもマジで半端なかった…反則だぜ…
・ こーやのゴールも良い兆候(o^―^o)
・ 2CBの間,ほんとどうにかならんもんかなぁ……
・ 個人的感想;
ポジれる!
↑
A
・
B←☆
・
C
・
D
・
E
↓
ネガるわ…
そんなビジャに1点取られたわけですが,この失点の中に,今のエスパルスの2CBの根深い問題が潜んでいます。
ビジャと周りの選手の動きは,この動画の0'30''~を見ると良くわかります。ビジャの動き方も上手いですが,それよりも2CBの対応がイマイチです。
0'40''でセットプレーで前に残っていた二見が戻りますが,その時点ではソッコがビジャに付いています。ここまではセオリー通り,OKです。
問題はこの後。0'44''で初瀬にボールが渡ります。
イニエスタの足元からボールを奪える選手なんて,Jリーグどころか世界どこ探しても片手ほどもいません。イニエスタにボールが渡ったが最後,あとは「良いパス」を出させないようにするしかない。ということで,この試合のエスパルスは(「も」と言った方が良いかもしれない)イニエスタを複数人で徹底的にマークし,縦に良いパスを入れさせないことに腐心しました。
このシーンでも同様です。初瀬にボールが渡った場合,こーやor西澤くんが初瀬に寄せて,竹内がそのカバーに入るのがセオリーです。
が,目の前にはイニエスタ/(^o^)\
イニエスタに1人で当たりに行ったってアッサリ躱されて終了。何なら結構危ない位置にイニエスタがいるもんだから,決定的なラストパス出されて終了の可能性すらある。この場面でイニエスタにボールが入ってしまったら,イニエスタに複数人で当たりに行くしかない……
と,いうことで,この場面ではこーやも竹内キャプテンも西澤くんも,イニエスタを警戒して誰も初瀬に飛び込めず,初瀬に良いボールを蹴らせてしまいます。別にここまでは仕方ないので良いんです。
そういう前の状況を見ていながら,何でビジャから離れたところに立ってるんだ2CBは!?!?!?!?そのポジションだと裏に出されたら終わるやんけ!?!?!?!?
二見が左に寄ったポジショニングをしているのはまだ分かる。
4バックの構造的弱点は,相手SMFをケアするためにSBがSMFに寄らざるを得ないことによる,SBとCBの間が広がることにある。故に,后くんが相手SMFをケアしに寄せることで空いたスペースを埋めようと二見が左に寄ったのはまだ分かる(けど神戸のSMFはハーフスペースに飛び込めるような位置にいなかったから別に左に寄せなくてもよかったと思うがね)。
だがソッコのポジショニングはマジで意味わからん。
CBは裏のスペースに出されたときに真っ先に反応して対処すべきポジションだ。故に,相手FWに裏に走られて追い付けなかったら"負け"なので,裏に出されても追いつけるポジショニングを取ることが原則だ。
二見がSBの方に寄せ,二見のいたゾーンが空く以上,ソッコとしてはその穴を埋めるべく左に寄せないといけなかった。しかも,右にいる神戸の駒2枚はエウソンとヘナトがカバーできる位置にいたのだから,そこは2人に任せてビジャを見るべきだった。ビジャを見れたのはソッコしかいない。
だが,寄せなかった。結果,ビジャとの追いかけっこに負け,「決定的な得点の機会の阻止(DOGSO)」になり得る場所だったが故にプロフェッショナルファールもできず,ビューティフルなダブルタッチを許して失点orz
何回か当ブログでも指摘してきましたが,今シーズンはこういう「DFとDFの間を通される失点」が多いんですよね。ダイアゴナルに入られたり,裏抜けされたり,バリエーションは実に豊富()なんですが,いずれにせよ間を抜かれる。
本来,ゾーンディフェンスは適切なポジショニングをすることでゾーンを埋めることがその本質なので,適切なポジショニング・距離感を保てば間を通されることはないはずなんです。勿論,相手FWはそのポジショニングを乱すべく動くので(日本人では興梠が本当に上手いだからマジで嫌い),そう簡単にはいかないのですが,それでもやらないといけない。やられたら即失点に繋がるのだから。
去年はフレイレがアタッカー,ソッコがカバーという役割分担だったので,相手CFのケアのためフレイレがいい立ち位置にいました(フレイレはアジリティが低いので相手FWの動きにぶっちぎられることも多々ありましたが…)。今年はその役割分担が曖昧な気がします。
リーグ最多失点をまた更新してしまった我がエスパルス。得失点差ー13とか馬鹿かよゴルフじゃねーんだぞ。
今一度ゾーンディフェンスの要諦に立ち戻り,適切なポジショニングを再確認してほしいと願うばかりです。
というか,コンディションが完全回復してからのドウグラスはマジで尋常じゃない。去年の出来を超えてる。
このドウグラスがシーズン開幕当初からいたら……と思うと残念で仕方がない。こんな謎の残留争いはしてなかったかもしれないし,ヤン将も解任されていなかったかもしれない。たらればだけどね。
替えがきかない存在となってしまった我らがドウグラス神。
そんなドウグラス様を中心に据えた攻撃を,「戦術ドウグラスwww」「ドウグラス頼みのクソサッカー」と揶揄する声もある。
何 を 言 っ て い る ん だ ! ?
「エースを基準にして攻撃を組み立てる」なんぞ,どの時代・どのチームもやってきていることだ。ユーベとアッレグリだって,イグアインがいた時とCR7が来た後の戦い方を変えながらも連覇記録を更新しているではないか(勿論アッレグリがとんでもない名将であることは差し引かなければならないが)。
ユーベのことを「CR7頼みのクソサッカー」と揶揄する声はなかろう。
我がエスパルスにとって,フィニッシャーは明らかに神様。で,あれば,神様を起点とする攻撃プランを考えるのは当然の理。ドウグラスとこーやの2人による精度あるショートカウンターで仕留める。これだよ。これでいいんだよ,今は。
えっ!?「スタメンに誰が入っても変わらない戦術による,正確なパス回しでの崩し」が見たいって???
というか今のJ1でそれができているのって川崎・鹿島しかいなくね(鞠さんはMJに左右されるし,酉さんは対策されてからちょっと苦しんでるね)?
とはいえ,である。
このまま†神†が怪我でもしたりしてコンディションを落としてしまったり欠場してしまったりするとマズい。またシーズン序盤に逆戻りしかねない。神とて万能ではないのだ。
確かにテセはいる。が,天皇杯・長野戦の様子を見るになかなかコンディションが上がっていない様子(今のテセに神のような働きを求めることこそ無理があろうというものではあるが……)。
最近ずっとベンチ入りしている滝くんはどうか。勿論彼は素晴らしい逸材だ。が,どちらかといえば滝くんは役割としてはこーやに近いものがある。
その他の子たちはどうか?高橋君,平墳君は素材は抜群のものがある。が,CFを任すには心許ない(というか平墳くんはもっと頑張ってくれ!!)。
と,いうことで!!!補強だ補強!!!
今の我がエスパルスの補強ポイントは,選手層が薄いCBとCFの2か所であることは間違いない。特にCFは神が欠場した場合に備えて至急確保する必要があるだろう。
これから暑くなってくる。万全の備えをして,秋には笑っていられるようにしよう!!!
■ '19J1 第18節
清水エスパルス 2vs1 ヴィッセル神戸(アイスタ)
【スタメン】
※選手交代
こーや → 六平 (77分)よーすけ → 翔太 (82分)
エウソン → ゆーご(90+2分)
※個人的MVP
ドウグラス
【個人的総評】
・ 今日の試合は神が3人いた
・ だが最後は一人の†神†が残った
・ 神様仏様ドウグラス様
・ いやでもイニエスタもビジャもマジで半端なかった…反則だぜ…
・ こーやのゴールも良い兆候(o^―^o)
・ 2CBの間,ほんとどうにかならんもんかなぁ……
・ 個人的感想;
ポジれる!
↑
A
・
B←☆
・
C
・
D
・
E
↓
ネガるわ…
1.根深い2CBの問題
いやぁ~~~,ビジャってあの歳でなんであんなすげープレー連発できるんだろう?キレッキレのキラッキラでしたわ。そんなビジャに1点取られたわけですが,この失点の中に,今のエスパルスの2CBの根深い問題が潜んでいます。
ビジャと周りの選手の動きは,この動画の0'30''~を見ると良くわかります。ビジャの動き方も上手いですが,それよりも2CBの対応がイマイチです。
0'40''でセットプレーで前に残っていた二見が戻りますが,その時点ではソッコがビジャに付いています。ここまではセオリー通り,OKです。
問題はこの後。0'44''で初瀬にボールが渡ります。
イニエスタの足元からボールを奪える選手なんて,Jリーグどころか世界どこ探しても片手ほどもいません。イニエスタにボールが渡ったが最後,あとは「良いパス」を出させないようにするしかない。ということで,この試合のエスパルスは(「も」と言った方が良いかもしれない)イニエスタを複数人で徹底的にマークし,縦に良いパスを入れさせないことに腐心しました。
このシーンでも同様です。初瀬にボールが渡った場合,こーやor西澤くんが初瀬に寄せて,竹内がそのカバーに入るのがセオリーです。
が,目の前にはイニエスタ/(^o^)\
イニエスタに1人で当たりに行ったってアッサリ躱されて終了。何なら結構危ない位置にイニエスタがいるもんだから,決定的なラストパス出されて終了の可能性すらある。この場面でイニエスタにボールが入ってしまったら,イニエスタに複数人で当たりに行くしかない……
と,いうことで,この場面ではこーやも竹内キャプテンも西澤くんも,イニエスタを警戒して誰も初瀬に飛び込めず,初瀬に良いボールを蹴らせてしまいます。別にここまでは仕方ないので良いんです。
そういう前の状況を見ていながら,何でビジャから離れたところに立ってるんだ2CBは!?!?!?!?そのポジションだと裏に出されたら終わるやんけ!?!?!?!?
二見が左に寄ったポジショニングをしているのはまだ分かる。
4バックの構造的弱点は,相手SMFをケアするためにSBがSMFに寄らざるを得ないことによる,SBとCBの間が広がることにある。故に,后くんが相手SMFをケアしに寄せることで空いたスペースを埋めようと二見が左に寄ったのはまだ分かる(けど神戸のSMFはハーフスペースに飛び込めるような位置にいなかったから別に左に寄せなくてもよかったと思うがね)。
だがソッコのポジショニングはマジで意味わからん。
CBは裏のスペースに出されたときに真っ先に反応して対処すべきポジションだ。故に,相手FWに裏に走られて追い付けなかったら"負け"なので,裏に出されても追いつけるポジショニングを取ることが原則だ。
二見がSBの方に寄せ,二見のいたゾーンが空く以上,ソッコとしてはその穴を埋めるべく左に寄せないといけなかった。しかも,右にいる神戸の駒2枚はエウソンとヘナトがカバーできる位置にいたのだから,そこは2人に任せてビジャを見るべきだった。ビジャを見れたのはソッコしかいない。
だが,寄せなかった。結果,ビジャとの追いかけっこに負け,「決定的な得点の機会の阻止(DOGSO)」になり得る場所だったが故にプロフェッショナルファールもできず,ビューティフルなダブルタッチを許して失点orz
何回か当ブログでも指摘してきましたが,今シーズンはこういう「DFとDFの間を通される失点」が多いんですよね。ダイアゴナルに入られたり,裏抜けされたり,バリエーションは実に豊富()なんですが,いずれにせよ間を抜かれる。
本来,ゾーンディフェンスは適切なポジショニングをすることでゾーンを埋めることがその本質なので,適切なポジショニング・距離感を保てば間を通されることはないはずなんです。勿論,相手FWはそのポジショニングを乱すべく動くので(日本人では興梠が本当に上手い
去年はフレイレがアタッカー,ソッコがカバーという役割分担だったので,相手CFのケアのためフレイレがいい立ち位置にいました(フレイレはアジリティが低いので相手FWの動きにぶっちぎられることも多々ありましたが…)。今年はその役割分担が曖昧な気がします。
リーグ最多失点をまた更新してしまった我がエスパルス。得失点差ー13とか馬鹿かよゴルフじゃねーんだぞ。
今一度ゾーンディフェンスの要諦に立ち戻り,適切なポジショニングを再確認してほしいと願うばかりです。
2."戦術ドウグラス"だから何だっていうんだ?
今節のドウグラスはマジでヤバすぎた。ただの神。
誰だよWikiにこれ書き込んだのwww
というか,コンディションが完全回復してからのドウグラスはマジで尋常じゃない。去年の出来を超えてる。
このドウグラスがシーズン開幕当初からいたら……と思うと残念で仕方がない。こんな謎の残留争いはしてなかったかもしれないし,ヤン将も解任されていなかったかもしれない。たらればだけどね。
替えがきかない存在となってしまった我らがドウグラス神。
そんなドウグラス様を中心に据えた攻撃を,「戦術ドウグラスwww」「ドウグラス頼みのクソサッカー」と揶揄する声もある。
何 を 言 っ て い る ん だ ! ?
「エースを基準にして攻撃を組み立てる」なんぞ,どの時代・どのチームもやってきていることだ。ユーベとアッレグリだって,イグアインがいた時とCR7が来た後の戦い方を変えながらも連覇記録を更新しているではないか(勿論アッレグリがとんでもない名将であることは差し引かなければならないが)。
ユーベのことを「CR7頼みのクソサッカー」と揶揄する声はなかろう。
我がエスパルスにとって,フィニッシャーは明らかに神様。で,あれば,神様を起点とする攻撃プランを考えるのは当然の理。ドウグラスとこーやの2人による精度あるショートカウンターで仕留める。これだよ。これでいいんだよ,今は。
えっ!?「スタメンに誰が入っても変わらない戦術による,正確なパス回しでの崩し」が見たいって???
それができてりゃ残留争いしてねーーーんだよ!!!
というか今のJ1でそれができているのって川崎・鹿島しかいなくね(鞠さんはMJに左右されるし,酉さんは対策されてからちょっと苦しんでるね)?
3.でも補強はしないとね!!!
とはいえ,である。
このまま†神†が怪我でもしたりしてコンディションを落としてしまったり欠場してしまったりするとマズい。またシーズン序盤に逆戻りしかねない。神とて万能ではないのだ。
確かにテセはいる。が,天皇杯・長野戦の様子を見るになかなかコンディションが上がっていない様子(今のテセに神のような働きを求めることこそ無理があろうというものではあるが……)。
最近ずっとベンチ入りしている滝くんはどうか。勿論彼は素晴らしい逸材だ。が,どちらかといえば滝くんは役割としてはこーやに近いものがある。
その他の子たちはどうか?高橋君,平墳君は素材は抜群のものがある。が,CFを任すには心許ない(というか平墳くんはもっと頑張ってくれ!!)。
と,いうことで!!!補強だ補強!!!
今の我がエスパルスの補強ポイントは,選手層が薄いCBとCFの2か所であることは間違いない。特にCFは神が欠場した場合に備えて至急確保する必要があるだろう。
これから暑くなってくる。万全の備えをして,秋には笑っていられるようにしよう!!!
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