温泉ソムリエになってみた&由布院温泉に行ってみた

こんにちは,弁護士のけーぶいえぬです。

突然ですが,世の中には色々な弁護士がいますよね。
コツコツと真面目に地道に仕事されている先生方がほとんどですが,テレビで目立つ先生や,トゥイッター上で日夜あれやこれや叫んでおられる先生,筋肉がすごい先生など,弊業界には多種多様な先生方でいっぱいです。

かかる群雄割拠(?)な業界の中で,当職は普段は弁護士として日夜それなりに忙しく(?)しておりますが,そんな当職,この度…………………………………











\温泉ソムリエに認定されました☆/
(((o(*゚▽゚*)o)))ワーイ!!!


べんごちで温泉ソムリエ取ろうと思った人何人いるのかって話ですがね(笑)


そして,認定されてから早速…………………………………………





\由布院温泉に行ってきたデース☆/


行動の速さはヲタクとして必要不可欠な要素なのである( ー`дー´)キリッ


とはいえ,多くの皆様にとって「温泉ソムリエ」という名前は初耳だと思うんです。私も「温泉むすめ」に出会うまではこのような肩書を知りませんでしたし。
そういうことで(?),そもそも温泉ソムリエとは?というところから始めて,温泉ソムリエになって初めての温泉地探訪の感想を書いていこうと思います!


1.温泉ソムリエ とは?


温泉ソムリエとは,「温泉」の"知識"と「正しい入浴法」という"技術"を身につけている者として温泉ソムリエ協会から認定された者を言い,新潟県は赤倉温泉に端を発する民間資格です。

温泉ソムリエ協会が主催する認定セミナーまたは認定ツアーに参加するか,あるいはオンラインで動画を受講して確認テストに合格することで「温泉ソムリエ」として認定されます。私はオンライン受講で認定証をゲットしました。

温泉ソムリエ協会によれば,2019年5月時点で1万6000人以上もの人が温泉ソムリエに認定されているようで,人気の高さが伺えますね!多くの芸能人だけでなく,ゆるキャラも(!)温泉ソムリエとして認定されているようです。
私が激推ししているコンテンツ「温泉むすめ」でも,岐阜県高山市にある平湯温泉の温泉むすめ「平湯みつば」役を務める声優の堀場美希さんも温泉ソムリエに所得されています。あとO氏



元々温泉が好きで,愛する清水エスパルスの応援のためアウェー戦まで駆けつけるためだったり,ヲタクライブやイベントに参戦するためだったりで,地方に遠征しに行った際にはその地の温泉を楽しむのが好きだった私ですが,温泉むすめとの出会いをきっかけに,さらに温泉のことが好きになりました。そうすると,人は学習欲が湧いてくるもので,温泉そのものについてさらに詳しく知りたくなってくるわけです。
それで折角法律の世界にいるのだからと,温泉と法律について研究するようになってしまって,何なら同人誌まで出すようになってしまいましたが,法律以外の面についても学びたくなってしまい(笑),今般,温泉ソムリエになってしまおう!と決意した次第です。

上述のとおり,温泉ソムリエに認定されるには;

①温泉ソムリエ協会主催のセミナー(半日程度で終わるもの)またはツアー(温泉地に実際に赴いてセミナー&入浴体験をするもの)に参加する
②オンライン動画による受講+確認テストの在宅コース

のうち,どちらかを履修する必要があります。おそらくセミナーの内容は①②どちらも同じであろうかと思われます(私は②の方を選択しましたが,動画中の講師の話の節々からも普段のセミナーでは同じように講義されているのだと感じられました)。
両者の違いは,①には確認テストが無い点が挙げられましょうか。それは,「温泉をより楽しんでいただくために気楽にご参加いただくセミナーだから」なのだそうです。専門性というよりも,まずは温泉ソムリエの講座を通じて気楽に温泉に触れてほしい・温泉を楽しんでほしい・温泉を楽しむ一つの材料にしてほしい,という協会側の"思い"の現れであるように私は思います。

私が②を選んだのは,セミナーand/orツアーに参加することが日程的になかなか難しそうだったからですが,それでも大変勉強になるものでしたヲタクは忙しくて仕方ねぇ

2.講義内容

⑴ 講義では何を学ぶの?

温泉ソムリエ認定講座では,まず最初に温泉そのものについて学びます。
何をもって「温泉」と言うかは温泉法で定義づけられており(同法2条1項及び同法別表),どのような「温泉」に泉質名が付くかは鉱泉分析法指針に定められているところにより判断されますが(これは法律ではなく行政指針にすぎません),認定講座ではその定義や要件を丸暗記するようなことはしません。
その代わり,実際の温泉地の温泉分析書を使用しながら,温泉分析書のどこに着目するべきかや,温泉分析書から読み取れる各泉質の効能などを学びます。例えば,温泉分析書に「この温泉は塩化物泉ですよ」と書いてあれば,「なるほど,この温泉は皮膚に塩分が付着することによる保温効果がと保湿効果があるんだな」と分かったりするようになります!!
温泉むすめのヲタクとして個人的にツボだったのは,「単純温泉は子供からお年寄りまで安心して入れる優しい泉質なので『家族の湯』と言える」という講師の説明ですね。ご存知のとおり(?),我らがSPRiNGSのリーダー道後泉海ちゃんは愛媛県道後温泉の温泉むすめであり,道後温泉は単純温泉としてとても有名ですが,そんな泉海と『家族の湯』が結び付くとどうですか!?いずみんに対して"バブみ"が芽生えてきませんか!?!?!?!?
………来ませんか!?!?!?!?
………来ないですかそうですか(´・ω・`)


さて,温泉そのものを学んだあと,続いて温泉の正しい入り方について勉強します。
これは,毎年多くの人々が入浴中や入浴が原因で命を落とされていることに鑑み,これを少しでも減らせるよう正しい入浴法を啓蒙していこうという思いからだそうです。
「温泉ソムリエの入浴五か条」など,正しい入浴法についてしっかり学ぶことができましたが,その中でも,浴槽の縁に頭をのせつつ,足の裏は浴槽の底につけたまま,背泳ぎのような姿勢で身体を浮かせながら入浴する「浮遊浴」は自分にとって新鮮でしたね。浮遊浴は水圧による身体への負担が小さく,また心臓への負担も軽く,それでいて薬理効果を得やすい入浴法であるとのことで,後述のとおり実際試してみましたがかなり気持ちが良かったので,今後試していきたいと思いましたね。

⑵ どれくらいで受講は終わるの?

講義時間は長いものではないので(気軽さがウリであるが故でしょうか),ぶっちゃけ半日もあれば受講を完了することは可能です。
私は仕事やヲタ活の合間を縫ってコツコツ講義を視聴してたので,受講完了まで約1週間かかりました。
また,講座を申し込んでからテキストが家に届くまで約1週間ほどかかってしまいますが,講師の説明がとても分かりやすく耳に心地よい喋り口調であること,そして必要最小限ながら効果的なテロップが入っていることで,テキストが手元になくても(←)十分勉強できます。かなり邪道なやり方でしたが,私の場合は申込後即動画の視聴を開始し,1週間が経過してテキストが手元に到着した段階では既に動画の視聴を終えてしまっていました(汗)そして手元に届いたテキストを読んだうえで確認テストを受けてこれをパスし,1週間で温泉ソムリエとして認定いただくことができました。
なお,認定証が手元に届くのは,テストをパスしてから約10日ほど経った頃でした。

在宅ではなくセミナー/ツアーの場合は,テキストが最初からある状態で講師による講義を生で受けるスタイルになろうかと思われます。そして,いくつかの受講者によるブログによれば,即日で認定証が発行されるとのことですから,受講修了後即温泉ソムリエを名乗りたい!という方はそちらのルートの方が良いのかもしれませんね。

⑶ その後のステップアップは?

上述のとおり,温泉ソムリエは「温泉をより楽しんでいただくために気楽にご参加いただく」のがコンセプトの資格なので,認定を受けるためには深い勉強もテキストの内容を完璧に覚える必要もありません。気軽に楽しく講義を受ければOK,今日から貴方も温泉ソムリエ!な世界なのです。

温泉ソムリエに認定された人が更にステップアップするために,温泉ソムリエ協会は「星付き温泉ソムリエ(ステップアップライセンス)」を用意しているようです。
例えば,温泉ソムリエ協会のステップアップセミナーを受講するか,あるいは温泉ソムリエ以外の外部資格(温泉入浴指導員など)を取得することで,一つ星の「温泉ソムリエマスター」にステップアップできるとのこと!
私の当面の目標は,まずはこの温泉ソムリエマスターになることかなぁ,なんて思います。

3.由布院温泉等体験記


先日,愛するチームの応援のために大分行きを選択したワイ職でありますが,せっかく温泉ソムリエに認定されたことだし,どうせなら!ということで,大分県は由布院温泉に行くことにしました!

当日は,傘1本ダメにするレベルの強風が吹き荒れる大嵐で,なかなかゆっくり街並みを探索することはできませんでしたが,外の天候と温泉は関係なく,入浴した個所は少ないながらも風情を楽しみつつゆっくりお湯を堪能できました♪

今回浸かった温泉は,いずれも「弱アルカリ性単純温泉」でした。

単純温泉とは,成分が単純だということではなく,温泉に含まれる成分の量が泉質名を付けるのに必要なほど含まれていないというだけなのです。現に今回訪ねた温泉にはナトリウムイオンやマグネシウムイオン,炭酸水素イオンなどが含まれていました。
泉質名が付くような療養泉ほどではありませんが,有効成分がお湯の中に一定程度含まれていますので,ただのお湯よりもずっと効能があるのです。そして,成分含有量が多くないからこそ,肌への刺激が弱いと言え,肌が弱い小さいお子様も楽しめるお湯であることから,バブみの湯家族の湯とも呼ばれているのです(ただし,一般適応症のみ表示することが認められています)。

また,お湯のph値が7.5を超えるアルカリ性のお湯は,お肌の角質層の新陳代謝を促し,ツルツル肌にしてくれる美肌効果があります。
それ故,「(弱)アルカリ性単純温泉」は美肌の湯とも呼ばれているのです。

由布院温泉は弱アルカリ性単純温泉が多いようなので,お肌に優しく,それでいて美肌効果がある温泉地であると言えましょうか。
由布院温泉の温泉むすめである奏・バーデン・由布院ちゃんもきっとモチモチトゥルトゥルの美肌の持ち主なんでしょうねウェヒヒ

⑴ 民宿つたや

今回宿泊したのは,金鱗湖近くの「民宿つたや」さんです。
人の好い女将さんが切り盛りしている,アットホームな民宿さんでした。

民宿なので各部屋に風呂はなく,共同の浴場(もちろん男湯/女湯で分かれています)を使う形ですが,自前の源泉から引っ張ってきたpH値8.0の弱アルカリ性単純温泉をゆっくり堪能できるつくりになっていて,ゆったりぽかぽかと湯を満喫できました(〃´∪`〃)ゞ
浴場は露天型の大風呂とその脇に流しが1つの簡素なつくりですが,庭園チックに景色が作られており,天候が良ければ綺麗なんだろうなと思わせられました(外が生憎の荒天なのが残念でした💦)。

弱アルカリ性単純温泉だからこその肌のツルツル感がとてもよく,また来たいなと思わざるを得ませんでしたね!

なお,今回は初めて「浮遊浴」に挑戦してみましたが,露天風呂でやる浮遊浴は気持ちいいですね!ただ露天風呂が石造り(と言えばいいのかな?)だったため頭を置き辛かったですね,頭が痛くなってしまって(笑)

⑵ 下ん湯

金鱗湖の湖畔すぐそばにある共同浴場が,「下ん湯」です。



この「下ん湯」は,管理人がおらず,入口すぐそばの料金箱に自分で200円入れて入浴する方式です。
ちょっと重い扉をググッっと開けると,そこには2つの湯舟がありました。1つは内湯形式,もう1つは外に張り出して半露天風呂のような形。そして内湯の両端に脱衣スペースが設けられており,脱いだらすぐお湯に入れる形になっていました。
勿論シャンプー等で身体を洗う場所なんてありません。脱いだ服を置いておく場所と湯舟だけの,ザ・昔ながらの共同湯!という感じのお風呂でした。

ここも弱アルカリ性単純温泉でしたが,pH値がちょっと高めの8.2。そして源泉かけながしだからかちょっと湯が熱めでしたが,半露天になっているから外からの空気が入ってきて「頭寒足熱(ずかんそくねつ)」の状態が作られており,半身浴が大変捗りました(n*´ω`*n)
下半身だけ温泉に浸かる状態となる半身浴は,心臓への負担を軽くでき,かつ血液循環は活発になる,良い入浴法なんですよ♪

生憎の荒天で風雨がガンガン入ってきていたため,半露天の方には入りませんでしたが,天気が良ければ金鱗湖と山の景色がキレイに見えていたのかなぁと思うと,半露天の方に入りにまたリベンジしたくて仕方がないです!

なお,勘の良い方は気づかれたかもしれませんが,ここ,男湯/女湯の別はありません。そうです,多分ここ…………………混浴風呂です💦💦💦
いや入るまで気づかないって!!!!てかお客さん俺しかいなかったし!!!!
勿論昔ながらの共同浴場あるあるで,バスタオル巻いての入浴は禁止。女性には全くおすすめできない共同湯ですね……

バーデンちゃんと混浴(ボソッ


⑶ おまけー大分空港の足湯ー

本当はもっと由布院の外湯を堪能したかったんですが,嵐のような天気を前にして,街中を歩き回る気力をなくしてしまったため(汗),今回はちょっと断念してしまいましたが,また由布院に行ってもっと外湯めぐりしたいなと思っております!

さて,帰りの飛行機に乗る前に,ちょうどよい時間に大分空港に着くことができたので,大分空港1階にある足湯スペースへ!


温泉分析書を読むと,ここの足湯に使われている温泉は別府から運んでいるお湯であることが分かります。

源泉総数及び源泉湧出量がそれぞれダントツ日本一の別府温泉では,複数の種類の温泉を楽しむことができますが(別府市によると7種類の泉質が確認されているとのこと),大分空港に運ばれていたのは,その中でもph値8.3の弱アルカリ性単純温泉でした。
やはり単純温泉特有の優しさそして暖かさに,疲れ切った足がゆっくり解れるような感覚があり,思わず破顔しておりました……///

嗚呼,環綺ちゃんのバブみぃ……()

4.終わりに

いかがでしたか?
由布院温泉に,大分県に行ってみたくなりませんか?
私は静岡出身なのですが,それでも大分の温泉(と言ってもまだ別府と由布院にしか行けていませんが)は景色も相まってとても良いものだと思っております。そんな大分県の温泉に行ってみたいと思う人がこの記事を読んで1人でも増えたら嬉しいなと思っております。

今回のブログでは,温泉ソムリエとは何か,そして由布院温泉について触れてみましたが,今後も温泉ソムリエべんごちとして,各地の温泉地に赴き,そこでの体験をレポしていけたらな,なーんて思っております。


それと温泉むすめもよろしくね!(宣伝)

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