ルヴァンだけどダービー勝ったどぉぉぉぉぉおおおお!!!!
いやぁ,磐田に勝つっていうのは,試合の内容がどんなものであれ例え相手の決定力不足に助けられたものであれ,嬉しいもんだね。最高のライバルだよ,ほんと。
ということで,ダービーで勝てたおかげで(?)書く気力が湧いたのに乗じて札幌戦をちょーーっとだけ,そう,1失点目だけ振り返りましょう!え?2~5失点目?知らない子ですね……
……やっぱ鬱になってきた
■ '19J1 第3節
清水エスパルス 2vs5 コンサドーレ札幌(札幌ド)
【スタメン】
※選手交代
しょーた → 秀樹(68分)
中村慶太 → 滝君(68分)
エウソン → 二見(75分)
※個人的MVP
無し
【個人的総評】
・ ひ ど い し あ い を み た
・ 4-4-2の構造的弱点を突かれちゃった…で終われるか!?
・ 個人技にやられた……だけじゃないからな!?
・ 個人的感想;
ポジれる!
↑
A
・
B
・
C
・
D ←☆
・
E
↓
ネガるわ…
1.4-4-2と去年の上積み(今節のポジティブ要素)
今節は,去年慣れ親しんだフラット型4-4-2へ戻した格好となった。
攻撃時は,SMFが中に絞った4-2-2-2気味になり,両SBがオーバーラップするスペースを空ける。両SBが上がったところで河井or竹内のどちらかが最終ラインに下がり残った両CBと一緒になって疑似3バック化し,被カウンターをケアしながらも前線での数的優位を作る。
守備時は,ブロックを組み,ゾーンで守備することで相手をサイドに追いやり,ミスを誘発する。
これがこのシステムの狙いだ。昨シーズンの終盤の無敗ロードはこのシステムが上手く噛み合った成果とも言える。
※参考(当職が敬愛するブロガー様の記事です)
今節も,守備が良い場面はあるにはあった。
例えば,后くんが1点返して,札幌KO直後の場面での守備(36'25''~37'00'')は,ゾーンディフェンスが綺麗に機能していた。
ゾーンディフェンスのキモは,相手に突破されないようにしつつサイドへと追い込むことです。サイドに追い込めれば,相手としてはボールの出しどころが減るので,ボールを奪取できる可能性が高まるからです。
まずエウソンがプレスして前を向かせず,バックパスさせることに成功します。ボールを後ろに戻された札幌DFは,タテにボールを入れようとするものの,エウソン~航也のラインが前を封鎖して塞いでいます。なので,結局サイドに振らざるを得ず,左サイドにまたボールを戻します(36'38'')。
左サイドに戻したところにまたエウソンがプレス。前へのパスコースを消します。札幌の選手は仕方なく中に戻りますが,中村慶太と金子少年のプレスによりまだタテにボールを入れられない。結局スペースを求めてボールは逆の右サイドまで動くことに(36'48'')。
サイドにボールが行った瞬間,翔太が鬼プレスしてプレッシャーをかけている間にエウソン+両ボランチがゾーンを圧縮してパスコースを塞ぎつつ,囲みにかかる。バックパスが出れば後ろから航也がプレス。最終的に札幌はボールロストし,清水ボールのスローインを獲得することに成功する(37'00'')。そのスローインからのビルドアップが,エウソンのエリア内シュートまでの流れを生むことに(~38'07'')
ここで見たような「ラインを圧縮してサイドに追い込み,ボールを奪取して攻撃につなげる」というメカニズムは,去年の後半戦で多々見られたショートカウンターからの攻撃につながるものでした。これが今節でも機能する場面があったのは,去年からの上積みが少なからずあることを示唆しているように思います。
「去年からの成長が無い」「上積みが無い」と嘆く清水サポも多いですが,そこまでヒドイというわけではないなと私は思っています。
2.4-4-2の構造的弱点と1失点目(今節のネガティブ要素)
でも,そんな4-4-2にも弱点がある。それは「DF間の隙間」です。
中盤とFWの6人は,サイドに相手を追いやるべくラインを圧縮してプレスをかけます。その際に気を付けなければならないのは「プレスをかわして逆サイドにボールを振られること」です。片方のサイドに人を密集させているので,逆サイドには広大なスペースが広がっているのは上記各図からも明らかだと思いますが,そのスペースをケアするのは逆サイドにいるSBです。
なので,逆サイドのSBは大きく外に張らざるを得ず,その分真ん中の両CBも少し広く間隔を空けることになります。
※参考(またまた当職が敬愛するブロガー様の記事です)
1失点目は,間接的にはチャナティップの動きに河井君が釣られてゾーンが乱れたこと,直接的には武蔵に両CBの間の隙間に上手く入られたことが原因です。
相手左サイドがボールを保持している段階では,うまく三角形が組めており,タテパスを入れられにくい状態にありました。広大なスペースがあり,そこにチャナが走り込みましたが,河井君が守るべきゾーン(=現在位置)を守っていれば,仮に裏に抜けたチャナにボールが出ても,飯田くんが中に絞って対処できたでしょう(立田くんがそのカバーに回れば数的優位は保てましたしね)。
少なくとも,左サイドでボール奪取のためのブロックは組めているので,そこを乱すべきではありませんでした。
ですが,後ろのスペースの広さに注意が引き付けられたのか,はたまたチャナ個人に引き付けられたのか,河井君は守備ゾーンから外れてしまいます。そしてチャナによって空けられたスペースを与えられたボランチはパス出し放題に。
しかも間の悪いことに,そもそも広めのポジショニングをDFラインがしているので,各DFがお互いにカバーをするのが難しい状況にある。その上,3つある隙間の中でも一番大きい立田・飯田間のハーフスペースにチャナが走り込み,それに立田君が釣られてソッコと武蔵の1on1に。
ソッコが武蔵の背中を追う形での追いかけっこになってしまい,あとはご承知のとおり武蔵に冷静に決められて/(^o^)\オワタ
このようにDF間の隙間を狙われて失点するシーンは去年も少なくなかった。例えば「あの」ヴィッセル戦の1失点目。
このシーンも,飯田くんと立田くんの間に隙間があり,そこを藤田にダイアゴナルに入られたことで失点しました。こういう,「隙間」と「ダイアゴナル」に弱いのは,4-4-2の宿命とも言えますね(上記ブログ様も参照)。
3.じゃあどうしようね?
この「隙間」という弱点に対して,どう対処すれば良いかと言う話ですが,隙間を埋めるという方向はNG。なぜなら,逆サイドに広大なオープンスペースを明け渡すことになり,そこにボールを送られた瞬間にジ・エンドだから。
SMFを後ろに下げて5バック化する手もある。そうすれば,5レーンのそれぞれに人を置けるので,「隙間」問題を改善できる。ただ,そうすると前でプレスする枚数が1人減ることを意味するので微妙(開幕戦と前節でも微妙だったし)。
結局,前からのプレスをしっかりやる,ネガティブトランジションを素早くする,ゾーンディフェンスを徹底する,ということに尽きるのではないかなぁ。完璧な守備はあり得ない,けど完璧は求め続けるべきでしょう?
今一度,「ゾーンで守る」ことを見直すべきなんでしょうね。そしてその素地がまだあることは上に見た通りです。
あと……ミスを減らそう!?!?(号泣)
いやぁ,磐田に勝つっていうのは,試合の内容がどんなものであれ
ということで,ダービーで勝てたおかげで(?)書く気力が湧いたのに乗じて札幌戦をちょーーっとだけ,そう,1失点目だけ振り返りましょう!え?2~5失点目?知らない子ですね……
……やっぱ鬱になってきた
■ '19J1 第3節
清水エスパルス 2vs5 コンサドーレ札幌(札幌ド)
【スタメン】
※選手交代
しょーた → 秀樹(68分)
中村慶太 → 滝君(68分)
エウソン → 二見(75分)
※個人的MVP
無し
【個人的総評】
・ ひ ど い し あ い を み た
・ 4-4-2の構造的弱点を突かれちゃった…で終われるか!?
・ 個人技にやられた……だけじゃないからな!?
・ 個人的感想;
ポジれる!
↑
A
・
B
・
C
・
D ←☆
・
E
↓
ネガるわ…
1.4-4-2と去年の上積み(今節のポジティブ要素)
今節は,去年慣れ親しんだフラット型4-4-2へ戻した格好となった。
攻撃時は,SMFが中に絞った4-2-2-2気味になり,両SBがオーバーラップするスペースを空ける。両SBが上がったところで河井or竹内のどちらかが最終ラインに下がり残った両CBと一緒になって疑似3バック化し,被カウンターをケアしながらも前線での数的優位を作る。
守備時は,ブロックを組み,ゾーンで守備することで相手をサイドに追いやり,ミスを誘発する。
これがこのシステムの狙いだ。昨シーズンの終盤の無敗ロードはこのシステムが上手く噛み合った成果とも言える。
※参考(当職が敬愛するブロガー様の記事です)
今節も,守備が良い場面はあるにはあった。
例えば,后くんが1点返して,札幌KO直後の場面での守備(36'25''~37'00'')は,ゾーンディフェンスが綺麗に機能していた。
ゾーンディフェンスのキモは,相手に突破されないようにしつつサイドへと追い込むことです。サイドに追い込めれば,相手としてはボールの出しどころが減るので,ボールを奪取できる可能性が高まるからです。
まずエウソンがプレスして前を向かせず,バックパスさせることに成功します。ボールを後ろに戻された札幌DFは,タテにボールを入れようとするものの,エウソン~航也のラインが前を封鎖して塞いでいます。なので,結局サイドに振らざるを得ず,左サイドにまたボールを戻します(36'38'')。
左サイドに戻したところにまたエウソンがプレス。前へのパスコースを消します。札幌の選手は仕方なく中に戻りますが,中村慶太と金子少年のプレスによりまだタテにボールを入れられない。結局スペースを求めてボールは逆の右サイドまで動くことに(36'48'')。
サイドにボールが行った瞬間,翔太が鬼プレスしてプレッシャーをかけている間にエウソン+両ボランチがゾーンを圧縮してパスコースを塞ぎつつ,囲みにかかる。バックパスが出れば後ろから航也がプレス。最終的に札幌はボールロストし,清水ボールのスローインを獲得することに成功する(37'00'')。そのスローインからのビルドアップが,エウソンのエリア内シュートまでの流れを生むことに(~38'07'')
ここで見たような「ラインを圧縮してサイドに追い込み,ボールを奪取して攻撃につなげる」というメカニズムは,去年の後半戦で多々見られたショートカウンターからの攻撃につながるものでした。これが今節でも機能する場面があったのは,去年からの上積みが少なからずあることを示唆しているように思います。
「去年からの成長が無い」「上積みが無い」と嘆く清水サポも多いですが,そこまでヒドイというわけではないなと私は思っています。
2.4-4-2の構造的弱点と1失点目(今節のネガティブ要素)
でも,そんな4-4-2にも弱点がある。それは「DF間の隙間」です。
中盤とFWの6人は,サイドに相手を追いやるべくラインを圧縮してプレスをかけます。その際に気を付けなければならないのは「プレスをかわして逆サイドにボールを振られること」です。片方のサイドに人を密集させているので,逆サイドには広大なスペースが広がっているのは上記各図からも明らかだと思いますが,そのスペースをケアするのは逆サイドにいるSBです。
なので,逆サイドのSBは大きく外に張らざるを得ず,その分真ん中の両CBも少し広く間隔を空けることになります。
※参考(またまた当職が敬愛するブロガー様の記事です)
1失点目は,間接的にはチャナティップの動きに河井君が釣られてゾーンが乱れたこと,直接的には武蔵に両CBの間の隙間に上手く入られたことが原因です。
相手左サイドがボールを保持している段階では,うまく三角形が組めており,タテパスを入れられにくい状態にありました。広大なスペースがあり,そこにチャナが走り込みましたが,河井君が守るべきゾーン(=現在位置)を守っていれば,仮に裏に抜けたチャナにボールが出ても,飯田くんが中に絞って対処できたでしょう(立田くんがそのカバーに回れば数的優位は保てましたしね)。
少なくとも,左サイドでボール奪取のためのブロックは組めているので,そこを乱すべきではありませんでした。
ですが,後ろのスペースの広さに注意が引き付けられたのか,はたまたチャナ個人に引き付けられたのか,河井君は守備ゾーンから外れてしまいます。そしてチャナによって空けられたスペースを与えられたボランチはパス出し放題に。
しかも間の悪いことに,そもそも広めのポジショニングをDFラインがしているので,各DFがお互いにカバーをするのが難しい状況にある。その上,3つある隙間の中でも一番大きい立田・飯田間のハーフスペースにチャナが走り込み,それに立田君が釣られてソッコと武蔵の1on1に。
ソッコが武蔵の背中を追う形での追いかけっこになってしまい,あとはご承知のとおり武蔵に冷静に決められて/(^o^)\オワタ
このようにDF間の隙間を狙われて失点するシーンは去年も少なくなかった。例えば「あの」ヴィッセル戦の1失点目。
このシーンも,飯田くんと立田くんの間に隙間があり,そこを藤田にダイアゴナルに入られたことで失点しました。こういう,「隙間」と「ダイアゴナル」に弱いのは,4-4-2の宿命とも言えますね(上記ブログ様も参照)。
3.じゃあどうしようね?
この「隙間」という弱点に対して,どう対処すれば良いかと言う話ですが,隙間を埋めるという方向はNG。なぜなら,逆サイドに広大なオープンスペースを明け渡すことになり,そこにボールを送られた瞬間にジ・エンドだから。
SMFを後ろに下げて5バック化する手もある。そうすれば,5レーンのそれぞれに人を置けるので,「隙間」問題を改善できる。ただ,そうすると前でプレスする枚数が1人減ることを意味するので微妙(開幕戦と前節でも微妙だったし)。
結局,前からのプレスをしっかりやる,ネガティブトランジションを素早くする,ゾーンディフェンスを徹底する,ということに尽きるのではないかなぁ。完璧な守備はあり得ない,けど完璧は求め続けるべきでしょう?
今一度,「ゾーンで守る」ことを見直すべきなんでしょうね。そしてその素地がまだあることは上に見た通りです。
あと……ミスを減らそう!?!?(号泣)
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