待ちに待ったJ1開幕戦!!!
いやぁ~,勝ち点1持ち帰れて一安心(本当に良い意味で)ですよ!!!
やっぱり,スタートが悪いとシーズン全体に影響しちゃいますしね!
(開幕戦で鹿島ボコったのに降格した年もあったけど)
そんな今節を,自分なりに振り返ってみようと思います。
■ J1開幕戦('19 第1節)
サンフレッチェ広島 1vs1 清水エスパルス(Eスタ)
【スタメン】
※選手交代
しょーた → 秀樹(67分)
六反神 → べーにしさん(90分+1)
※個人的MVP
六反勇治(次点で松原后,中村慶太)
【個人的総評】
・ 代表で観たい北川航也はこれなんですよ日本のみなさーん!
・ 中村慶太,可能性の塊。
・ ショートカウンターのキレは去年から引き継げている。
・ クロス対応が課題なのも引き継いでるけど(笑)
・ SMFと2シャドーのバランスは改善してほしい。
・ 個人的感想;
ポジれる!←A―――B―――C―――D―――E→ネガるわ…
↑
☆
1.5-2-2ブロックで安定した守備と修正点
鹿児島キャンプもその後の三保での練習も見れてなかったので,「3バックやる」と聞いたときから,どうなるのかワクワクしてました。「去年からの上積みがあるから,守備時にどっちかのSMFが1列下がり4バックになる形かな。5バック化はしないだろうなぁ。」とか思ってたんですが,KO時から早速5バックでしたね。
守備時の清水の守備ブロックは大体こんな形(前半4'17''辺りでこの形を綺麗に見ることができますね)。
去年の清水も,攻撃時は両SMF(右の金子と左の石毛/白崎)が中に絞って4-2-2-2の形をとっていたので,その亜種でしょうか(今回は守備時だけど)。
5バックを各レーンに配置して縦パスに備え,中に絞ったSMFとボランチ(+北川)でプレスしてサイドに追いやる。
この形の強みは,①タテが封じられているのでライン間のパスを通しにくい②サイドチェンジしても両SDFが広く張っているので対応が容易なことです。
例えば前半4'17''~でも,川辺は野津田らに縦パスを通すことができず,左サイドに展開するしかありませんでしたが,そこは飯田君がカバーしていた。その直後,ちょっと翔太が中途半端になったところで裏抜けされてクロス上げられましたが,立田くんと渡のマッチアップで立田が負けるはずなく難なくクリア。
そして,小林時代からフラットな4バックに慣れている飯田と松原が両翼に張っており,ラインも綺麗に高い位置で揃っていたので,裏抜けされてもオフサイドを取ることができていました(昨日は結構頻繁にオフサイドを取れていた印象があります。データ上は分からないですが。)。
こんな感じで,エスパルスの守備は前半は全く破綻しなかったといっても過言ではありませんでした。
後半も上記の形は維持できており(後半49'49''とか綺麗に見えますね),ボールロストした時に両シャドー(中村慶太と金子/石毛)が気合いで自陣にダッシュで戻ってくれたので,数的不利になる場面はさほどありませんでした。
ただ,課題となったのが,川辺に打たれたシーン(後半50'頃)のような,数的不利な場面を作られた場合です。
まず,2シャドー+北川のプレスにより,広島をディフェンシブサードまで押しやることに成功します(49'50'')。包囲網が甘く,逆サイの佐々木にフリーでボールを渡してしまいますが,エスパの帰陣が早く,5-2-2ブロックを組み受け止める体制はできています。
しかし,タッチラインギリギリに立っていた柏へのケアができていませんでした。
飯田君と同じレーンに広島の選手が2人います。こうなると,飯田君はどちらかを捨てて一方にアタックしないといけませんが,縦への推進力が強くカットインもできる柏を捨てるという選択肢はあり得ないので,柏にアタックします。
そうすると問題になるのは飯田君が捨てた野津田,そしてその先にいる川辺です。飯田君が柏にアタックしたことで,今度はヴァンくんが1vs2の数的不利な状況に置かれてしまうんです(河井君が戻ってくればいいという話ですが,佐々木がボール持っている段階ではあそこにいないとダイレクトに川辺にボールが入ってしまうので,戻るべきだったかは微妙なところです)。
結果,野津田に華麗にスルー決められ,川辺に良い形で打たせてしまいました。スライディングで足出したヴァンくんマジGJ。
この場面,広島が全体的に左サイド(清水の右サイド)に寄っていたので,后くん含めウチも全体を右にずらしていれば良かったように思います(逆サイで大幅取っていたサロモンソンを捨て置く勇気が必要ですが)。この場面に限らず,守備時5バックを敷くなら,各DF間の隙間はどうしても狙われますので,どうスライドしていくか,その調整が必要になるでしょう。
2.相変わらず課題のクロス対応
もう一つの課題,それはパトリック……というよりも,クロス対応ですね。
去年からなんですが,ヨンソン流ゾーンDFを敷くようになったエスパルスは,縦への攻撃に対する守備には強いんですよね(vs川崎Fを除く。いや今年の目標は5位以内じゃなくて川崎から年間勝ち点2以上取ることだろjk。)。
タテパス通されて完全に崩されたシーンというのは,去年の48失点を数えてもそれほどない(印象論)。
ただ,横からのクロスには弱い。パトリック投入直後のシーンで,ソッコがパトリックに裏取られてほぼフリーでヘディング打たれていますが,そのシーン,立田もヴァンくんもボールの方見ちゃってるんですよね。後ろのパトリックが見えてない。
そして,こぼれ球への準備がまだオーガナイズされていない。失点シーンは,逆に3CBがしっかり対応できてるんですが,河井・竹内のポジショニングが良くなく,こぼれ球に誰もアプローチできなかった。
あと,実は后くん,タッパはあるんだけど空中戦に強くない。というよりも,空中戦に至るまでの駆け引きに弱い。去年も結構負けててフリーにさせてたが,この試合でも地上戦ではほぼ全勝だったサロモンソン相手に空中戦ではほぼ全敗。
フレイレよりアジリティが高いヴァンくんの加入で,3CBはかなり強固なものになっている。後は5-2ブロックのバランス。シームレスに攻守が移行する現代サッカーで,いい形を作ってクロスに備えることはかなり難しいけど,そこを改善していけば,トップ5,ACLは見えてくるように思うんだよなぁ。
3.攻撃面は様子を見ましょう
こーやの得点シーンは,マジで完☆璧でした。美しかった。
自陣での良い守備から后くんがヒールで弾いて,中村慶太が拾い,こーやに正確なロングパス。逆サイ開いてたしょーたが味方の上りを待ち,ヴァンくんとゆーごの2人のみを残して8人の関係性で崩し切る(ソッコまで上がったのには笑ったw)。とても美しいショートカウンターでした。
後半,こーやのシュートがゼロなので,観ている側からはエスパルスの攻撃は上手くいっていない印象を受けますが,ボール支配率が47%もあることからも分かるとおり,結構ボールは持ててました。実際,3CB+六反でボールを回し,右サイドからアタッキングサードまで運ぶシーンは少なくありませんでした(例;62'09''~,76'57''~79’30’’までの一連の攻撃)。
ただ,シュートまで行けない。勿論,広島の3CBが中央に密集してこーやをマークしてたので,出し辛かったのもあるでしょう。前半は翔太が上手く衛星になっていましたが,秀樹のポジショニングの質があまり良くなかったように思います。
とはいえ,この辺りの選手間の距離感覚は,今後の連携の向上次第なところがあります。慌てず,様子を見ましょう。むしろ,ここにエウソンとドグが入ってくることを思うと,ワクワクが止まりませんよ!
4.長崎さん中村慶太をありがとう
中村慶太まじすげー。
清水の人間は,ああいう華のあるプレーとパワフルなプレーの両方ができる選手が昔から大好物なんだよ。もう好き。
ショートカウンターの起点にもなっていたし,前半は左サイドで后くんと,後半は右サイドで飯田君と,それぞれ上手く連携が取れていました。
いやー,良く獲れたよ。うちのフロントまじGJ。
5.それでも結局?
いやぁ~,勝ち点1持ち帰れて一安心(本当に良い意味で)ですよ!!!
やっぱり,スタートが悪いとシーズン全体に影響しちゃいますしね!
そんな今節を,自分なりに振り返ってみようと思います。
■ J1開幕戦('19 第1節)
サンフレッチェ広島 1vs1 清水エスパルス(Eスタ)
【スタメン】
※選手交代
しょーた → 秀樹(67分)
六反神 → べーにしさん(90分+1)
※個人的MVP
六反勇治(次点で松原后,中村慶太)
【個人的総評】
・ 代表で観たい北川航也はこれなんですよ日本のみなさーん!
・ 中村慶太,可能性の塊。
・ ショートカウンターのキレは去年から引き継げている。
・ クロス対応が課題なのも引き継いでるけど(笑)
・ SMFと2シャドーのバランスは改善してほしい。
・ 個人的感想;
ポジれる!←A―――B―――C―――D―――E→ネガるわ…
↑
☆
1.5-2-2ブロックで安定した守備と修正点
鹿児島キャンプもその後の三保での練習も見れてなかったので,「3バックやる」と聞いたときから,どうなるのかワクワクしてました。「去年からの上積みがあるから,守備時にどっちかのSMFが1列下がり4バックになる形かな。5バック化はしないだろうなぁ。」とか思ってたんですが,KO時から早速5バックでしたね。
守備時の清水の守備ブロックは大体こんな形(前半4'17''辺りでこの形を綺麗に見ることができますね)。
去年の清水も,攻撃時は両SMF(右の金子と左の石毛/白崎)が中に絞って4-2-2-2の形をとっていたので,その亜種でしょうか(今回は守備時だけど)。
5バックを各レーンに配置して縦パスに備え,中に絞ったSMFとボランチ(+北川)でプレスしてサイドに追いやる。
この形の強みは,①タテが封じられているのでライン間のパスを通しにくい②サイドチェンジしても両SDFが広く張っているので対応が容易なことです。
例えば前半4'17''~でも,川辺は野津田らに縦パスを通すことができず,左サイドに展開するしかありませんでしたが,そこは飯田君がカバーしていた。その直後,ちょっと翔太が中途半端になったところで裏抜けされてクロス上げられましたが,立田くんと渡のマッチアップで立田が負けるはずなく難なくクリア。
そして,小林時代からフラットな4バックに慣れている飯田と松原が両翼に張っており,ラインも綺麗に高い位置で揃っていたので,裏抜けされてもオフサイドを取ることができていました(昨日は結構頻繁にオフサイドを取れていた印象があります。データ上は分からないですが。)。
こんな感じで,エスパルスの守備は前半は全く破綻しなかったといっても過言ではありませんでした。
後半も上記の形は維持できており(後半49'49''とか綺麗に見えますね),ボールロストした時に両シャドー(中村慶太と金子/石毛)が気合いで自陣にダッシュで戻ってくれたので,数的不利になる場面はさほどありませんでした。
ただ,課題となったのが,川辺に打たれたシーン(後半50'頃)のような,数的不利な場面を作られた場合です。
まず,2シャドー+北川のプレスにより,広島をディフェンシブサードまで押しやることに成功します(49'50'')。包囲網が甘く,逆サイの佐々木にフリーでボールを渡してしまいますが,エスパの帰陣が早く,5-2-2ブロックを組み受け止める体制はできています。
しかし,タッチラインギリギリに立っていた柏へのケアができていませんでした。
飯田君と同じレーンに広島の選手が2人います。こうなると,飯田君はどちらかを捨てて一方にアタックしないといけませんが,縦への推進力が強くカットインもできる柏を捨てるという選択肢はあり得ないので,柏にアタックします。
そうすると問題になるのは飯田君が捨てた野津田,そしてその先にいる川辺です。飯田君が柏にアタックしたことで,今度はヴァンくんが1vs2の数的不利な状況に置かれてしまうんです(河井君が戻ってくればいいという話ですが,佐々木がボール持っている段階ではあそこにいないとダイレクトに川辺にボールが入ってしまうので,戻るべきだったかは微妙なところです)。
結果,野津田に華麗にスルー決められ,川辺に良い形で打たせてしまいました。スライディングで足出したヴァンくんマジGJ。
この場面,広島が全体的に左サイド(清水の右サイド)に寄っていたので,后くん含めウチも全体を右にずらしていれば良かったように思います(逆サイで大幅取っていたサロモンソンを捨て置く勇気が必要ですが)。この場面に限らず,守備時5バックを敷くなら,各DF間の隙間はどうしても狙われますので,どうスライドしていくか,その調整が必要になるでしょう。
2.相変わらず課題のクロス対応
もう一つの課題,それはパトリック……というよりも,クロス対応ですね。
去年からなんですが,ヨンソン流ゾーンDFを敷くようになったエスパルスは,縦への攻撃に対する守備には強いんですよね(vs川崎Fを除く。いや今年の目標は5位以内じゃなくて川崎から年間勝ち点2以上取ることだろjk。)。
タテパス通されて完全に崩されたシーンというのは,去年の48失点を数えてもそれほどない(印象論)。
ただ,横からのクロスには弱い。パトリック投入直後のシーンで,ソッコがパトリックに裏取られてほぼフリーでヘディング打たれていますが,そのシーン,立田もヴァンくんもボールの方見ちゃってるんですよね。後ろのパトリックが見えてない。
そして,こぼれ球への準備がまだオーガナイズされていない。失点シーンは,逆に3CBがしっかり対応できてるんですが,河井・竹内のポジショニングが良くなく,こぼれ球に誰もアプローチできなかった。
あと,実は后くん,タッパはあるんだけど空中戦に強くない。というよりも,空中戦に至るまでの駆け引きに弱い。去年も結構負けててフリーにさせてたが,この試合でも地上戦ではほぼ全勝だったサロモンソン相手に空中戦ではほぼ全敗。
フレイレよりアジリティが高いヴァンくんの加入で,3CBはかなり強固なものになっている。後は5-2ブロックのバランス。シームレスに攻守が移行する現代サッカーで,いい形を作ってクロスに備えることはかなり難しいけど,そこを改善していけば,トップ5,ACLは見えてくるように思うんだよなぁ。
3.攻撃面は様子を見ましょう
こーやの得点シーンは,マジで完☆璧でした。美しかった。
自陣での良い守備から后くんがヒールで弾いて,中村慶太が拾い,こーやに正確なロングパス。逆サイ開いてたしょーたが味方の上りを待ち,ヴァンくんとゆーごの2人のみを残して8人の関係性で崩し切る(ソッコまで上がったのには笑ったw)。とても美しいショートカウンターでした。
後半,こーやのシュートがゼロなので,観ている側からはエスパルスの攻撃は上手くいっていない印象を受けますが,ボール支配率が47%もあることからも分かるとおり,結構ボールは持ててました。実際,3CB+六反でボールを回し,右サイドからアタッキングサードまで運ぶシーンは少なくありませんでした(例;62'09''~,76'57''~79’30’’までの一連の攻撃)。
ただ,シュートまで行けない。勿論,広島の3CBが中央に密集してこーやをマークしてたので,出し辛かったのもあるでしょう。前半は翔太が上手く衛星になっていましたが,秀樹のポジショニングの質があまり良くなかったように思います。
とはいえ,この辺りの選手間の距離感覚は,今後の連携の向上次第なところがあります。慌てず,様子を見ましょう。むしろ,ここにエウソンとドグが入ってくることを思うと,ワクワクが止まりませんよ!
4.長崎さん中村慶太をありがとう
中村慶太まじすげー。
清水の人間は,ああいう華のあるプレーとパワフルなプレーの両方ができる選手が昔から大好物なんだよ。もう好き。
ショートカウンターの起点にもなっていたし,前半は左サイドで后くんと,後半は右サイドで飯田君と,それぞれ上手く連携が取れていました。
いやー,良く獲れたよ。うちのフロントまじGJ。
5.それでも結局?
六反勇治 イズ God☆
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